一人の親として、専門的な歯科医師として
私自身も一人の親として 「この治療を自分の子どもに受けさせたいか」 という視点を、日々の診療で大切にしています。
そして専門的な歯科医師として、成長期のお口は、将来の健康を左右する大切な土台であることを強く感じています。
当院の小児歯科では、
- 目の前のむし歯を治すこと
- 将来を見据えてお口の機能を育てること
その両方に本気で取り組んでいます。
口腔機能発達不全症
口腔機能発達不全に専門的に取り組んでいます。
「よく噛めない」
「飲み込みがうまくできない」
「お口がいつも開いている」
これらは単なる癖ではなく、口腔機能発達不全と呼ばれる状態であることがあります。
口腔機能発達不全は、
- 歯並び
- 発音
- 呼吸
- 姿勢
- 集中力
などにも影響するとされており、早期に気づき、正しく関わることが重要です。
当院では、成長段階を考慮しながら舌・唇・頬の使い方や飲み込みの動きを評価し、必要に応じて専門的なアプローチとサポートを行っています。
むし歯治療
むし歯治療は「再発させない」ことが最も大切です
お子さまのむし歯治療は、
「とりあえず治す」ことが目的ではありません。
なぜむし歯になったのか
どうすれば繰り返さないのか
そこまで考えることが、専門的な小児歯科治療だと考えています。
レントゲンを用いた的確な診断
むし歯は見た目だけでは正確な状態を判断できないです。
レントゲンなくして、診断はできない。これが大前提にあります。
当院ではレントゲン検査を行い
- 歯の内部でのむし歯の広がり
- 隣接面のむし歯
- 神経への影響の有無
を客観的に確認したうえで、過不足のない治療計画を立てています。
これは、削りすぎや見逃しを防ぐために重要とされている方法です。
ラバーダムを用いた、清潔で精度の高い治療
治療内容やお子さまの状態に応じて、ラバーダム防湿を使用しています。
ラバーダムは、
- 唾液や細菌の侵入を防ぐ
- 接着操作の精度を高める
- 治療後のトラブルや再発リスクを抑える
- 舌や頬の損傷防止
といった点で、エビデンスに基づき有効性が示されている方法です。
一人の親としても、
「より安全で、より確実な治療環境」を選びたいと考えています。
他院では難しかったお子さまにも、丁寧に向き合います
「歯医者が怖い」
「治療を嫌がって口を開けられない」
「他院では治療が進まなかった」
そのようなお子さまでも、誰よりもしっかりと向き合い
- 不安を取り除く説明
- お子さまのペースに合わせたステップ
- できたことを大切にする関わり
を通じて、歯科治療に前向きに取り組める環境づくりを心がけています。
小さい頃からの虫歯予防が大切です

幼少期の虫歯を防ぐことで、その後に虫歯になるリスクが大幅に減少するといわれています。
お子様の虫歯を防ぐには、ご自宅でのセルフケアだけではなく、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。
それでは、幼少期の虫歯を防ぐためのメンテナンス方法についてご紹介します。
フッ素塗布

また、虫歯菌が出す酸によって溶け出した歯のエナメル質が歯に戻る「再石灰化」を促す働きもあります。
そのため、早期の虫歯であればフッ素塗布によって修復可能です。フッ素塗布は、歯の生え始めから小学校まで続けることをおすすめします。
シーラント

この細かい溝には歯ブラシが届きにくいため、虫歯になりやすいのです。
そこで、虫歯を防ぐために溝を埋めるのが「シーラント」という処置です。
保険適用の詰め物治療にも使われるレジンで溝を埋め、あらかじめ汚れが溜まることを防いで虫歯を予防します。
お子さまの「今」と「未来」を守るために
当院の小児歯科は、
一人の親としての想いと専門的な歯科医師としての責任
その両方を大切にした診療です。
お子さまのお口や成長について、
少しでも気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。










